出張撮影セーフティーネットワーク(SSN)
個人で出張カメラマンの仕事をしていると、コロナウイルス、インフルエンザ、お葬式、不慮の事故など様々なリスクがあります。そんな時、従来なら撮影を延期、知り合いのカメラマンを探すなど、いろいろな方法が考えられますが、延期はお客様に迷惑がかかりますし、繁忙期は代わりのカメラマンも急には見つかりにくいです。
近年出張カメラマンが急増したことが、問題視されていますが、逆にメリットとしても考えれます。SNSを通じ、横の繋がりが広く取れるようになり、知り合い以外にも助けてもらえる可能性が広がりました。SSNではたくさんの出張カメラマンに登録してもらい、『お客様の大切な記念日』を撮れないリスクを減らし、代わりのカメラマンを探すお手伝いを出来ればと立案しました。
目的を解りやすく説明
1、撮影前日に体調不良
撮影前日に急な発熱、インフルエンザならお客様にうつしてしまうので、撮影現場に行くことも出来ません。七五三シーズンの土日だと、知り合いのカメラマンのスケジュールもみんな埋まっています。
2、困った時はフェイスブックに投稿します
出張撮影セーフティーネットワーク(SSN)のフェイスブックグループページに、代わりのカメラマン募集の投稿をします。
3、代わりのカメラマンが見つかる
SSNに登録しているカメラマンの中から、代わりに現場へ行ってくれる人がみつかります。知り合いの知り合いなど、直接知らないカメラマンでも、依頼することが可能です。※絶対に代わりのカメラマンが見つかることを保障は出来ません。緊急時のひとつの手段として考えてください。
インフルエンザ以外にも、様々なリスクは考えられます
急な身内の不幸などの緊急時
入院を必要とする、大きい病気
交通事故や骨折などにも
出張撮影セーフティーネットワーク(SSN)の3つ特徴
複数の候補者の中から選べます。
SSNの最大の特徴は、複数の候補者(カメラマン)の中から選べる点です。カメラマン毎にクオリティーや、設定料金、写真のテイストが違うので、今までは『この人はちょっと。。』の時に非常に断りにくかったと思います。知り合いの中で『私代わりに行けるよ』って言われると、緊急時だからしょうがないと思って我慢する部分もあったと思いますが、SSNではそこが1番違います。頼みたい人がいなかった場合、全て断れる選択肢もちゃんと残しています。
登録料・手数料・仲介料・利用料など一切かかりません
あくまでも緊急時の助け合いのグループですので、非営利のグループです。登録料・手数料・仲介料・年会費などお金は一切かかりません。誰も頼みたい人がいなくて、案件が成立しなかった場合でも一切かかりませんので、安心して登録してください。※お客様から貰った撮影料は、代行してくれるカメラマンに直接払ってください。
カメラマン同士の助け合い
出張撮影セーフティーネットワーク(SSN)は、出張カメラマンを10年以上続けてきた『おやじーず』が考えた、非営利の助け合いのグループです。フリーランスの困った時に、こんな助け合いのグループがあったら助かるなと思い立案しました。まずは申し込みフォームより登録していただき、簡単な審査(ちゃんと条件を満たしているか)その後に、フェイスブックのSSNグループページへご招待します。
参加資格
- お金を貰って出張撮影を行っているプロカメラマンの方。
- ご自身が運営するホームページ、マッチングサイト等に価格、撮影時間、作例などの撮影プランが記載されている。
※作例が見れれば個人専用のホームページがない方(マッチングサイト登録のみ)もOKです。 - 【重要】ご自身が運営するサイトがブログしかない方は、原則参加できません。
※しかし、10年家族を撮ってきた出張カメラマンの会に参加したことのあるカメラマンの紹介の場合、紹介者の名前を記入していただければ参加OKとします。 - 実際に営業を開始し、お客様の撮影を始めてから、撮影経験が1年以上の方。
※1年を通して、季節ごとの撮影経験がある方を前提とします。初心者の方はご遠慮ください。 - ご自身の出張撮影の最低価格が税抜き1万円以下の方はご遠慮ください。
※他のカメラマンに依頼する際に、安すぎる価格帯だと候補者が見つかりにくいため。 - ご自身が運営するサイトに、電話番号、メールアドレス、何かしらの連絡先の記載がある方。
※マッチングサイトの場合、サイト上に情報が載せれないため、SSN申し込み時に記入してください。 - 他のカメラマンと協力し、助け合いの精神を持っている方。
依頼方法は3パターンあります
パターンA(スポット依頼)緊急時の場合
急な病気(インフルエンザ等)や、急用で撮影を行うことが困難な場合、1案件ごとに撮影を他のカメラマンにお願いすることが出来ます。
お客様に対する直前の料金変更が難しいため、基本的に依頼者カメラマンの屋号をしょって、そのカメラマンの下請けとして撮影を行います。
この場合、お客様との連絡、金銭の受け渡し(銀行振込み)は依頼者のカメラマンが行い、代行のカメラマンは撮影のみを行います。
代行のカメラマンは後日、撮影データのみを依頼者カメラマンに納品します。
パターンB(長期の委託)休養の場合
長期の休養(入院を要する病気や、妊娠等)の場合、長期に渡り撮影をお願いすることが出来ます。
基本的に依頼者カメラマンの屋号とは切り離し、完全に委託として代行者がお客様と直接やりとりを行い、
金銭の受け渡しも代行者が直接行う。解りやすく言うと、他のカメラマンをお客様に紹介し(丸投げ)、依頼者のカメラマンは間に入らず、
代行者のカメラマンに直接やりとりしてもらう。
パターンC ニューボーンフォトの場合
基本的にパターンCは例外的な枠組みで、ニューボーンフォトの場合のみ緊急時でも代行ではなく丸投げになります。ニューボーンフォトの場合のみ有効とします。安全性の観点から、他のカメラマンをお客様に紹介し(丸投げ)、依頼者のカメラマンは間に入らず、代行者のカメラマンに直接やりとりしてもらう。※万が一事故が起きた場合の責任が取れないため、ニューボーンフォトは下請けを禁止します。
使い方・ルール・利用規約
依頼の手順やルール・利用規約をリンク先に記載しています。長文になりますが、利用する前に必ずお読みください。
※トラブル防止のため、登録者は利用規約に同意したものとします。
よくある質問(Q&A)
Q1,なぜパターンB(丸投げ)ではなく、パターンA(下請け)があるのですか?パターンBだけで良いのでは? |
例えばですが、2万円で七五三の撮影を請け負ったとして、撮影日の前日にカメラマンがインフルエンザにかかったとします。通常、最低価格6万円のカメラマンでも依頼者が提示した金額でOKのカメラマンのみ応募してくれるので、安心して依頼出来ます。また、お客様も直前に見積もり金額が変わってしまうなどの心配がありません。 |
Q2,募集をかけても、代わりのカメラマンが見つかりません。その場合、どうしたら良いですか? |
まずは応募をかけるまえに、お客様に正直に状況を伝えてください。その上で、お客様に了承を得てから、募集のコメントを上げてください。もし見つからなかった場合、お客様に報告し、日程を変えていただく、お客様にもカメラマンを探して頂くなど、最善を尽くしてください。 ※最終的に誰も見つからない場合もあります。SSNでは代わりのカメラマンが必ず見つかる訳ではありません。 |
Q3,立候補してくれたカメラマンの中で、自分が頼みたいと思う人がいませんでした。その場合、全て断っても良いのでしょうか? |
はい、頼みたくない場合は、頼まなくても大丈夫です。その場合、募集コメント欄の最後に『候補者が見つかりましたので募集を締め切ります、ありがとうございました』と、募集を閉じてください。依頼する場合も、直接メッセンジャーで連絡を取り合えば、周りの人には誰にお願いしたか解らないです。 |
Q4,パターンAの場合、納品はどちらが行うのでしょうか? |
基本的に、代行カメラマンから依頼者カメラマンへ画像を納品していただき、依頼者カメラマンからお客様へ納品していただく流れになります。依頼者カメラマンは、お客様への納品前に1回チェック出来ますので、後から画像の調整や追加セレクトも可能です。写真集制作などは、後日依頼者カメラマンが自身で行ってください。 |
Q5,パターンAで募集をしたのですが、カメラマンの価格帯が近いので、パターンB(丸投げ)に変更したいのですが駄目でしょうか? |
基本的にパターンAで募集をかけた際は、パターンAでお願いします。依頼者と代行者が知り合いの場合は、信頼関係があるので良いのですが、知らない人同士の場合、画像の確認などが出来ないと、お客様への納品画像がチェック出来ません。お客様から受注を受けたカメラマンが、ちゃんと責任を果たす意味でも、基本的に途中から丸投げへ変更は無しでお願いいたします。ただし、元から知り合いのカメラマンで、お客様や、依頼者、代行者の三者間で同意が有る場合は、例外的に途中から丸投げへの変更をOKとします。 |
Q6,すでに知り合いのカメラマン同士で、緊急時の助け合いの可能なグループに属しています。このSSNに入るメリットはあるのですか? |
例えば11月の土日で、急にカメラマンを探すのは非常に困難だと思います。グループ内の人数が多ければ多いほど、代わりのカメラマンを探す際に、可能性が上がるのではないかと考えます。また既存のグループ内ですと、ちゃんとしたルールや、規約が無いと思うので、金額の違いや、納品形態、撮影スタイル等、頼みづらい点があるかと思います。SSNではルールを明確に記載していますので、そう言った心配が少ないというメリットがあります。 |
Q7,なぜ小物(和傘など)の使用は禁止なのですか? |
小物類はカメラマンによって多種多様です。代行カメラマンの判断で使う分には一向に構わないのですが、依頼者が指定してしまうと、持っていなかったり、壊れてしまった場合など、トラブルの原因になります。撮影の際の小物は、代行カメラマンの判断で自己責任でお願いいたします。あくまでも指定の禁止であって、使用の禁止ではありません。もしお客様より指定で請けていた場合は、募集要項に記載して募集をかけてください。 |
Q8,Facebookの『出張撮影セーフティーネットワーク』グループページが表示されません。なぜですか? |
スマホの場合、Facebookのアプリが最新バージョンになっていないと、表示されない事がありました。表示出来ない場合は、最新バージョンにアップデートしてください。 |
Q9,自分のスケジュールが撮影で埋まっている時、SSNで誰か代わりのカメラマンを探すのは駄目ですか? |
SSNは緊急時の助け合いが、主な趣旨です。病気などの緊急時以外の利用はご遠慮ください。これをOKにしてしまうと、必ず悪用する人が出てくる可能性があり、これが禁止事項に書いた新人発掘・従業員探し・引き抜き行為に繋がってくると思います。 |
Q10,自分が撮影に行けなくなった分、お客様に割引や商品をサービスしたいと思いました。その場合、料金設定はどうしたら良いのでしょうか? |
基本的に依頼者カメラマンが緊急時の募集を行う際に、全て込みの金額を提示します。その際に、割引分や商品サービスの価格を差し引いて、募集をかけてください。ただし、お客様の支払い金額を割引くといって、少ない金額で募集をかけて、実際には割引せず、それを自身の儲けとすることは禁止します。 |
Q11,なぜ連絡先や電話番号を記載しないと、SSNに入れないのでしょうか? |
万が一、トラブルが起こった際に、運営側が登録者の情報を把握出来ていなかった場合、問題の解決が難しくなるためです。全てのカメラマンにとって、単にお金の問題でなく、今までのカメラマンとしての信用が失われる方が怖いので、きちんと情報は開示してください。開示出来ない方は、ご遠慮ください。 |
Q12,インフルエンザで1週間、撮影ができません。この病気の期間に撮影が5件入っていた場合、どう募集すれば良いですか? |
この場合、5件分の撮影依頼を、5回のコメントに分けて投稿してください。毎回、同じカメラマンのスケジュールが都合よく空いているとは限りません。立候補が多くある日程もあれば、少ない日程も考えられます。なので、撮影1案件に対し、1コメントで募集してください。立候補は1コメント(案件)ごとに、代行可能な日だけコメントに返信し、立候補してください。 |
事前登録の手順
1、このページ下にある、お申し込みフォームのリンクボタンをクリック
2、お申し込みフォームにて、必要事項を記入の上、送信してください
3、申込者のホームページに不備が無いかをチェックし、1ヶ月以内に返信します。
※仕事用のメールアドレスが、フリーメール(Yahoo!メール、Gmailなど)の場合、返信が自動的に「迷惑メールフォルダ」に入ってしまう事があります。返信が無かった場合、「迷惑メールフォルダ」をご確認ください。
4、申し込みフォーム記入時、個人情報はなるべく入れないでください。特定商取引法に基づく表記に基づいて、事業者としての公開できる情報を入力してください。
マッチングサイト利用者は、マッチングサイト登録時の情報で構いません。
※事務所の所在地、連絡の取れる電話番号など、情報を開示できない方はプロカメラマン(事業者)として認められません。
5、事前登録が済みましたら、facebookグループページ『出張撮影セーフティーネットワーク』を検索、または登録受付後に表示されるfacebookグループのURLにアクセスしていただき、先に『グループに参加する』ボタンを押してお待ちください。運営側が登録を認めれると判断したカメラマンは、後日フェイスブックのSSNグループページへ招待させていただきます。
※スマホの場合、Facebookのアプリが最新バージョンになっていないと、表示されない事がありました。表示出来ない場合は、最新バージョンにアップデートしてください。
運営者紹介
10年以上、出張撮影を行ってきた『おやじーず』が運営します。
ファミリースタイルフォト 織田隆一 |
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ゴトウ写真工房 後藤 巌 |
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StudioPARK 竹中智也 |
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location photo Juno 塩島真吾 |
神社撮影の心得10か条
お申込みの前に、神社撮影のマナーをご一読ください。
- 神社はお参りする場所であり写真を撮る場所・背景ではない『第一の目的はお参り』
- 神様と神職の方、他の参拝者に配慮した立ち振る舞い。『カメラマンも参拝者のひとりという自覚を持つこと』
- 本殿前や見栄えの良い場所は混雑しやすい。その場所を独占しない『他の参拝者への配慮が大切です』
- 社殿の正面・参道の真ん中は正中(神様の通り道)であることを意識する。
- 社殿内の撮影では、神社によってカメラマンの位置や撮影可能領域に違いもあるので宮司さんに毎回確認すること。
例外もあるが基本的には『正面を撮らない、祭壇を撮らない、フラッシュは使わない』 - 大声で子供の名前を連呼しないこと。静かに参拝したい人に不快感を与える行為はしない。
- 神社の境内では、地面に座ったり・寝そべる等は絶対に行わない。
制限のある中でも良い写真を撮るのがプロカメラマン - 建造物(灯籠・狛犬・花壇)に登る、しがみつく、足を掛ける等は絶対に禁止。
- カメラのファインダーを覗いたまま、バックしないこと。後ろの参拝者にも気を配る。
- 大型の機材(大型照明・三脚・スタンド等)の持ち込みは行わない。通行の妨げになります。